大人用おむつの種類大きく分けると

「大人用おむつって、どんな種類があるの?」という方は、多いでしょう。

おむつは、店頭に並んでいるだけでも数十種類あります。分かりにくいものです。

そこでこの記事では、おむつの種類をまとめてみました。
大人用紙おむつは、大きく分けて、次の4種類があります。

1 尿取りパッド
2 パンツタイプのおむつ
3 テープタイプのおむつ
4 中間のタイプ

一長一短なので、メリット・デメリット含めて、実際に10年おむつを使ってきた僕の立場から解説していきますね。

尿取りパッド


まず紹介するのは、尿とりパッドです。
尿とりパッドとは、吸収帯のある使い捨ての四角いシートです。


使い方は、次の2パターンあります。

・普通の下着の中に、尿とりパッドを貼り付けて使う
・おむつの中に、尿とりパッドを入れて使う

ざっと説明していきます。

尿とりパッド(普通の下着に入れる場合)


1パターン目は、軽い尿もれの方ですね。

多くの尿とりパッドにはテープがついているので、それを下着に貼って固定して、尿漏れを対策します。

「生理用品に似た使い方」だと言えば、女性は想像しやすいのではないでしょうか。


男性はイメージしにくいかも知れませんが、とにかく、ブリーフやボクサーパンツに貼れば、尿とりパッドは使えます。(トランクスだと、スキマから漏れるのでダメです。)

メリットとデメリットを整理すると、次のように言えるでしょう。

●尿とりパッドを普通の下着に貼るメリット・デメリット
・メリット:普通の下着につけるだけなので、違和感が少ない
・デメリット:吸収量が少ない

尿とりパッドはおむつらしい形ではありません。ですから、湿布に絆創膏のように、医療品の感覚で使いやすいのがいいですね。恥ずかしさがやわらぎます。

一方で、吸収量は少ないので、尿もれの量が多いと、下着を濡らしてしまうこともあります。

尿とりパッド(おむつの中に入れて使う場合)


2パターン目の使い方として、「尿とりパッドを、おむつの中に入れて使う」という方法もあります。

おむつと尿とりパッドも重ねておいて、「少しの漏れのときは、尿とりパッドだけを交換する」というようにするのです。


すると、毎回おむつを丸ごと取替えなくても、中のパッドだけ交換すれば済むようになります。ラクだし、安く済むというわけです。

ただし、デメリットもあります。

なんと、尿とりパッドは「漏れの原因」になることもあるのです。この点は勘違いされがちなポイントです。

「尿とりパッドを入れれば、漏れにくくなる」と思っている人も多いのですが、そんな単純なものではありません。

たとえば、コップを2つ重ねても、2倍の水が入るようにはなりませんよね? 同じように、尿とりパッドとおむつを重ねても、吸収量は単純に倍増するわけではないのです。

むしろ、尿とりパッドがおむつの中で変にズレたりして、逆に外に漏れることすらあります。

また、おむつと尿とりパッドの併用は、ゴワゴワしてつけ心地もよくありません。
メリット・デメリットを整理すると、次のようになりますね。

●尿とりパッドをおむつの中に入れて使うメリット・デメリット
・メリット:交換がラク、経済的に安く済む
・デメリット:つけ心地が悪い
・メリットかつデメリット:吸収量は増えるが、パッドが漏れの原因になることもある

個人的な意見としては、僕はおむつの中に尿パッドを入れたくないですね。

おしっこをしてしまったときに、パッドの交換だけで済ませるというのも、気持ちよくはないものです。

僕以外にも、尿パッドが好きじゃないおむつ使用者は、多いらしいですね。
そういう人は、おむつ単体で使うことをおすすめします。

パンツタイプのおむつ


続いて紹介するのは、「パンツタイプ」。

足を通してはくおむつで、「リハビリパンツ」、「紙パンツ」などとも呼ばれます。


※テープタイプのおすすめの大人用おむつの記事はこちらです。
→「ライフリー 超うす型下着感覚パンツの長所と短所の比較

大人になって、おむつを使ったことがない人は、

「パンツ型と言っても、結局おむつでしょ?」

と思うかも知れませんが、使う側からすると、違います。

「パンツタイプ」は、「テープタイプ」と比べると、下着らしい形ですし、ずっとはき心地がいいのです。

「パンツをおろして、おしっこができる」という、当たり前の排泄行為が、嬉しいのです。

僕も病気の時に、最初テープおむつをしていました。
その後、パンツタイプのおむつに変わった日は、喜んだものです。

「ちゃんと『はく』下着だ」と。

もちろん、今まで普通の下着だった人が、おむつを使う場合は、パンツタイプでもかなり抵抗があるでしょうが、テープタイプのおむつよりは、マシでしょう。

デメリットとして、テープタイプと比べると漏れやすかったりしますが、最近のパンツタイプは、かなり漏れにくくなってきています。

メリット・デメリットを整理すると、次のようになりますね。

●パンツタイプのおむつのメリット・デメリット
・メリット:自分ではける。動きやすい。トイレに行けるときは脱いで排泄できる
・デメリット:テープより若干漏れやすい。ベッドの上で交換しにくい

ちなみに、パンツタイプの中にも、種類があります。

・薄型パンツ…「たまにトイレに間に合わない人」向け
・厚型パンツ…「尿量が多いor長時間交換できない人」向け

という種類です。

イメージ通り、厚型の方が、吸水量が多めです。

「なるべく薄いおむつがいい」といって、尿量が多いのに薄型を選ぶ人もいますが、最近は厚型でも、厚さが数ミリです。

ズボンをはいていれば、他人にバレにくいので、厚型もおすすめですね。

テープタイプのおむつ


続いて紹介するのは、「テープタイプ」。

股間にくるむように当ててテープで止める、おむつらしい形のおむつです。


テープタイプのおむつ
※テープタイプのおすすめの大人用おむつの記事はこちらです。
→「ネピアテンダー うららか日和 あと伸びフィットの長所と短所の比較

パンツのようには脱げないので、トイレに行ける人は使うべきではありません。

では、テープタイプの良さは何なのか? 悪さは何なのか?
というと、次のポイントです。

●テープタイプのメリット・デメリット
・メリット:漏れにくい。寝たまま交換しやすい
・デメリット:脱いで排泄できない。違和感が大きい。

テープタイプのおむつの良さ1つ目は、漏れにくいことです。
上手く当てると、横向きに寝たり、激しい寝返りを打ったりしても、全然漏れません。

「いや、漏れたぞ」

という人もいるかも知れませんが、それはたぶん、当て方のコツを分かっていないからです。
正しいテープおむつの当て方を、調べてみましょう。

テープタイプの良さの2つ目は、「寝たまま交換しやすい」ことです。

想像してみると分かると思いますが、立てない人がベッドでパンツタイプのおむつをはくという行為は、難しいものです。

その点、テープタイプは、問題ありません。そのため、ベッドの上での介護では、テープタイプがよく使われます。

とはいえ、パンツタイプのように簡単には脱げませんし、「おむつをしている」という違和感も大きいものです。パンツタイプがはける病状なら、パンツタイプを使った方が快適でしょう。

ちなみに、「テープタイプは、必ず他人に当ててもらわなければならない」と思っている人もいるようですが、自分で自分に一人でテープタイプのおむつを当てることも、できます。

僕も、病状が少し良くなった時は、人の手を煩わせたくなかったので、自分で当ててました。

※自分で自分にテープタイプを当てるコツは、以下の記事で写真付き解説しています。
大人用テープおむつを自分自身でつける方法!漏れないための動画解説

意識がしっかりしていて手を動かせる人は、自分で当てるのもいいでしょう。

(もちろん、それだけ元気なら、尿器やポータブルトイレも使ってみた方がいいですけれどね。)

中間のタイプ


最後に、中間のタイプです。

最近は、テープタイプとパンツタイプの中間のような製品もあります。

「テープもあるパンツなんで、完璧で万能ではないか!」と思うかも知れませんが、残念ながらそうでもありません。

当てやすさ、吸収量、漏れににくさなどの面で、中途半端な部分があります。

とはいえ、「歩いてトイレに行ける時間帯もあるんだけど、急に病状が悪くなって、寝たきりになる時もある」というような、複雑な症状の人は、中間のタイプもいいかも知れません。


おすすめの中間のタイプの大人用おむつの記事はこちらです
→「ライフリー ズボンを脱がずに交換リハビリパンツの長所と短所の比較

●中間のタイプのおむつのメリット・デメリット
・メリット:ベッドの上で交換しやすく、脱ぐのも簡単で、違和感が少ない
・デメリット:性能が中途半端で、若干漏れやすい


大人用おむつの種類まとめ


というわけで、大人用おむつの種類の解説でした。

・生理用品のように、パンツやおむつに貼って使う「尿とりパッド」
・普通の下着のように、足を通してはく「パンツタイプ」
・テープで止めるのが手間だけど漏れにくい「テープタイプ」
・テープタイプとパンツタイプの「中間のタイプ」

という種類があるということですね。

おむつに慣れない方は「で、一番いいのはどれ?」と聞きたくなるかも知れませんが、結局のところ完璧で万能なものはありません。

症状に応じて、使い分けましょう。

質問が有る方は、ぜひメールやコメント欄でご質問下さい。

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